201902/17
「増税が注文住宅の購入にもたらす影響って?」
「消費税が上がる前に家を買った方がお得なの?」
このようにお悩みの方はいませんか?
いよいよ目前に迫った消費税の引き上げ。
注文住宅の購入を考えている方は影響が大きいので注意が必要です。
今回は消費税の引き上げが注文住宅にもたらす影響についてお話します。
□増税による影響
増税によって、住宅の購入価格が上がります。
2019年の10月に消費税が10%に引き上げられると、住宅にも10%の消費税が課税されます。
当然ですがたったの2%の上昇と侮ってはいけません。
普段の買い物ならともかく、住宅などの大きな買い物は金額が大きいほど増税の影響を強く受けます。
*4000万円の注文住宅を購入した場合
増税前は消費税を入れて4320万円だったのに対し、増税後の合計金額は4400万円にまで上がってしまいます。
消費税が80万円も増えるのは購入者にとっては大きな負担。
また仲介手数料にも消費税がかかるため、注文住宅を建てるのに必要なお金はトータルで大きく上がってしまいます。
□どのタイミングで課税されるのか
住宅の場合は引き渡しのタイミングによって税率が決まります。
2019年の9月30日以前は8%、10月1日を過ぎれば、10%の税率が適用されます。
しかし、注文住宅の場合は経過措置が適用されるため、4月1日までに工事請負契約が成立している場合は引き渡しが10月1日を過ぎても、8%の税率が適用されます。
この辺りのことはトラブルを避けるためにも、住宅を建てる前にしっかり業者に確認をとっておきましょう。
□住宅ローンの控除
増税後は住宅の購入にお金がかかると思えば、ついつい焦ってしまうもの。
ですが増税によるダメージを緩和する方法もあるんです。
住宅ローンの控除によって、増税による損失額を緩和できることをご存知でしたか?
住宅を購入してから半年以内に入居し、その後も住み続けた方は住宅の購入時から最大10年間で400万円の控除を受けられます。
全ての損失を補えるわけではありませんが、ありがたい制度ですよね。
□注文住宅はいつ建てるべきか
増税前に急いで家を買うとかえって費用が高くつく場合があります。
駆け込み需要が増えている現在、住宅価格は上昇しているからです。
そうなると増税後に住宅の価格が落ち着いてから、住宅ローンを組んで家を購入した方がお得な場合もあります。
現在住宅の購入を検討している方はむやみに焦らず、慎重にリサーチを重ねてから決断しましょう。
□最後に
今回は消費税の引き上げが注文住宅にもたらす影響についてお話しましたが、いかがでしたか?
夢のマイホームはしっかり計画を立ててから購入しましょう。
住宅の買い時は後悔しないようにしっかり見極めてから判断して下さいね。
これから住宅の購入を考えている方はぜひ参考にして下さい。