201811/26
最近、台風や地震といった自然災害が多く起こっています。
数十年以内に南海トラフ地震が起こるとも言われており、その際の静岡県の被害は非常に大きくなると予測されています。
そんな中、住宅の耐震性の補強をお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、住宅の耐震性や耐震補強について解説致します。
□耐震性の強い家の特徴や耐震補強について
✳︎軽い家
建物の重さが重い家ほど地震の影響を強く受けます。
家が重いと、壁にかかる負担は大きくなり、耐震性が低くなります。
そのため、屋根を軽い金属やストレート系のものにしたり、鉄筋コンクリートではなく木造住宅にしたりするなどの工夫をすることで耐震性を高めることが可能です。
瓦屋根は重く、地震に弱いと言われていますが、瓦をのせる工法や耐震補強が行われていると問題はありません。
また、最近では防災瓦という耐震性や耐久性に優れている瓦があるので、耐震補強をお考えの方はおすすめです。
✳︎耐力壁や柱の位置
耐力壁とは地震の際、横方向にかかる力に耐えるために必要な壁のことです。
これは多ければ多いほど耐震性が高くなります。
しかし、壁全てが耐力壁というわけではありません。
玄関などの開口部付近は非耐力壁で作られています。
そのため、設置数や設置位置のバランスが重要になってきます。
2階建て住宅の場合には、2階の柱や壁の下に1階の柱や壁がある割合を表す直下率というものがあります。
柱と壁の直下率が60%以上の家は、大地震にも耐えられると言われています。
✳︎金物で補強
大地震が起こった際、土台から柱が引き抜かれているケースが多数あります。
これは、地震によって柱に引抜力と圧縮力がかかるからです。
この2つの力が柱に加えられることで柱が引き抜かれてしまい、建物倒壊につながります。
そのため、アンカーボルトやホールダウン金物で柱と土台をつないでいる家は耐震性が高くなります。
✳︎床
壁と床はつながっておりいくら壁の耐震性が強くても、床の耐震性が弱いと地震の力がうまく分散しないため、部分的に大きな力がかかることになり建物倒壊につながります。
床が崩壊してしまうと、壁の耐震性は発揮できません。
耐震性の高い家は、床の構造を剛床工法にする工夫がされています。
□最後に
地震はいつ起こるか予測できず、また強さも計り知れません。
安心して暮らせる家にするには、耐震性の高い家や耐震補強をした家づくりが必要です。
当社では、高い耐震性能を持った住まいづくりを行っています。
お困りのことがありましたらぜひご相談ください。