注文住宅のサイエンスホームは静岡県浜松市を中心として、全国に約120の店舗、約110の展示場を構える住宅会社です。サイエンスホームの注文住宅は、現代の住宅ではあまり見かけない、柱や梁が現しになった「真壁づくり」の木の家。戦前戦後まで日本の家は、ほとんどが真壁づくりでした。先人たちが日本の気候風土に合わせて創り上げた技術には、暮らしの知恵が詰まっています。日本人に合う、日本古来の暮らしを現代でも通用させるために、サイエンスホームは立ち上げられました。サイエンスホームは、「懐かしいのに新しい」「誰もがホッとする」そんな斬新で癒される注文住宅の木の家を、日本全国へ提供し続けています。
ご存知かもしれませんが、日本の住まいで最も多くの割合を占めているのが木造住宅。森林大国で、かつ地震大国でもある日本では、木材というしなやかさのある材料で建物をつくる文化が発展してきました。
私たちサイエンスホームが提供している住まいも、もちろん木造住宅。真壁づくりで構造材が現しになっており、さらに「木の家!」然としています。
おかげさまで「木の家の雰囲気が好き」というお客さまがたくさん来てくださりますが、一方で「木の家のなにが優れているのか」ということをきちんと整理してお伝えしておくことも重要だと考えています。
今回の記事では、木の家のいいところを、科学的なデータも交えながらお伝えしたいと思っています。
また、木の家にすると◯◯が不安です...と、よくいただく疑問や質問についても、本記事の後半で解説しています。ぜひご覧ください!
ストレスフリー&リラックス
木の家を建てるもっとも大きなメリットは、心身のストレス軽減効果かもしれません。現代社会は何かとストレスが大きく、気が休まる暇もない!という方も多いのではないでしょうか。
日本生理人類学会の研究報告によれば、木材に手足を触れた際に、無意識に脳や体がリラックスしていくという作用が確認されています。
また、自律神経や脳の活動の沈静化 に木の家が一役買っていることが科学的にも証明されています。
他にも有害な紫外線の吸収 ※1 や、心地よい音環境の実現 ※2 などが研究結果として報告されているんですよ。
※1 「木を活かす」(財)日本木材備蓄機構
※2 福島他、「木造建築研究フォーラム」1990
実際、木の家に引っ越したらお子さまがおおらかになった・眠りが浅かったがぐっすり眠れるようになった、などサイエンスホームのお客さまからたくさんの嬉しいお声もいただいています。
温熱的な快適さ
心身によい影響を与えるという意味では、木のぬくもりも大きな特徴です。無機質な床材やフローリングに比べると、床暖房などを導入していなくても冬はほんのり暖かく感じます。
窓から陽射しが差し込むリビングなどは、太陽のぬくもりを木が蓄熱してくれるため、日没後も暖かさが続きます。調湿性のある素材なので、季節に合わせて吸放湿してくれるのもポイントです。
構造面での安全・安心
地震などに弱いと思われている木造住宅ですが、それは間違いです。木材ならではの粘りや強靭さはかなりのもので、正しく設計・施工すればきちんとした強度を実現できるものなのです。
サイエンスホームでは設計・施工に厳密なルール設定をしていますので、もし耐震性にご興味がある方はこちらのブログもご確認ください。
また、私たちが提案する「真壁づくり」は、最初に述べたように構造材が現しになった施工方法です。構造材が常に見えているということはつまり「家の構造の状態が一目で分かる」ということに他なりません。それもまた、安心の一材料だと言えますね。
これらの木の家の長所に共感してくださるお客さまがいる一方で、木の家を建てることに不安を感じていらっしゃる方もお見えになります。例えば、奥さまは木の家がお好きだけれど、ご主人さまはそこまででもないといったケースなどですね。
そのような方からお話を伺うと、以下のようなご不安があるようです。
「スタイリッシュな家が好きだけど、木の家では実現できない」
「木材は腐っていってしまうのではないか」
これらについても私たちの考え方をお伝えできたらと思っています。
木の家はスタイリッシュにならない?
いえいえ、そんなことはありません。
確かに、インターネットで調べてみると、検索にヒットするのはちょっとナチュラルテイストでかわいらしいものか、大工さんが建てたようなコテコテの木の家が多いかもしれません。
木材のような有機的な素材と、無機物(陶器や金属など)を使用したスタイリッシュな住まいは確かに相反する部分がありますが、設計デザインの力で意匠性の極めて高い木の家をつくり出すことも可能です。
木材の樹種の性質を理解し、適材適所な設計を行うことで、デザインはかなり自由が利くものです。臆せず、まずは「こういうスタイルが好き」ということを依頼する建築業者さんに伝えてもらうとよいでしょう。きっと素敵な提案をしてくれますよ。
木造って耐久性が低そうで不安...
木の家を敬遠されているお客さまの中には、このようなイメージを持っていらっしゃる方も少なくありません。
しかし、木造の耐久性が低い、というのは事実とは異なります。
世界最古の木造住宅である法隆寺は、建立から1300年を超えてまだ現存しています。もちろん、適切なメンテナンスがなされているからこそ美しい姿を保っていられるわけですが、木造建築の寿命は、法隆寺が証明してくれています。
ただし、木造住宅に住まわれる場合、注意が必要なのは「水気」です。給排水菅の水漏れや雨漏りなどで構造躯体が湿潤な状態が続くと、その箇所は腐朽してしまったり、シロアリ被害に直結してしまいます。
そうなれば耐久性は極端に低下しますから、そうならないように定期的な点検・修繕をしていくことを心がけましょう。
また、雨漏りや水漏れは鉄骨造やRC造の寿命も縮めてしまいますから、木造に限らず注意が必要なことだと理解しておいてください。
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以上が、私たちサイエンスホームが木の家づくりを続けている理由です!
科学的な根拠も踏まえてご紹介しましたが、数値には表れない部分でも、木の家が心身にいい影響を与えてくれていると、スタッフ一同実感しています。「いつも木の匂いがするね!」って言われるのも嬉しいです。
本記事を読んで、木の家を検討していただけるようでしたら嬉しいです。ご不明点などありましたらお何なりとご質問くださいね。(お問合せフォームはこちらです)
ちなみに上で述べた法隆寺は木材の中でも耐久性の高いひのきを使用しているのですが、サイエンスホームでもオールひのきの構造材で家を建てられる「ひのきキャンペーン」を実施中です。
シロアリやダニを寄せ付けなかったり、抗菌作用があったり、安眠効果が高まったりと、本当に素晴らしい効果があるひのきの構造材が抽選で当たるので、もしよかったら以下のページもチェックしてみてください!